介護サービス情報の公表制度

介護保険サービスは利用者と事業者との直接契約により提供されるところから、利用者がよりよいサービス（事業者）を選択することにより、多様な供給主体から提供される介護サービス全体の質の向上が期待されています。
今後の高齢化社会においては、「要介護高齢者等の尊厳を支えるケア」の確立が重要であり、このためにも介護保険の基本理念である「利用者本位」、「高齢者等の自立支援」、「利用者による選択（自己決定）」をサービス利用において実現し、利用者と事業者が対等な関係を構築していくことが求められています。

介護保険のサービスは、様々な事業者によって提供されています。社会連帯で支えられる介護保険では、その基本理念に基づくサービスの質の確保が事業者に求められています。「介護サービス情報の公表」により事業所は、サービス改善のための自主努力などを自ら公表し、より適切な事業者が利用者から選ばれることを通じて、介護サービスの質の向上が期待されます。